「2010紡績服装産業チェーン革新大会」開催

　「2010紡績アパレル産業チェーン革新大会」が17日、福州で開催された。海峡両岸及び海外から来た業界代表が福州に集まり、紡績服装産業チェーンの革新議題を共同で討論した。台湾紡拓会の黄偉基事務総長は、両岸経済協力枠組み協定（ECFA）が発効すれば、両岸は貿易面で経済的利益を獲得し、紡績製品の知的財産権、研究開発設計などの面でもより広い協力空間を持つことになると述べた。

台湾旭栄グループの黄冠華執行役員は、紡績産業の将来の競争はサプライチェーンの競争であり、現在の「製造業」から「製造サービス業」に転換すべきだと述べた。企業は情報技術を用いて「製造サービス化、サービスデータ化、情報システム化」を実現すべきである。彼は、会社は顧客に製品を提供するほか、製品設計に参加し、前期市場分析を行い、顧客により多くの良質なサービスを提供することができ、このような企業は人に取って代わられにくいと説明した。

福建省の李川副省長は、イノベーションは企業の生命力であり、産業発展の動力源であると述べた。紡績服装業は中国の伝統的な優位産業であり、革新がなければ産業チェーンのハイエンドに立ち、発展の優位性を得ることは難しい。産業チェーン技術革新の推進は紡績服装業の発展を加速させる重要な助力であり、経済発展方式を転換するための必然的な要求でもある。

「2010紡績服装産業チェーン革新大会」は工信部、福建省人民政府、中国紡績工業協会が共同で主催し、国内外のゲストを500人近く誘致した。会議は特に四川彭州市、新疆昌吉回族自治州などの中西部省市を招待し、東部産業技術、革新優位性と西部産業資源、後発優位性の相互補完を促進する。